男性の家事の敵!?キッチングッズの選び方は内径が大事

夕飯のトンテキを作っている夫が「塩入れて」と言ってきた。醤油も砂糖も自分で入れたのになぜに塩だけ?と不思議に思って見てみると、保存容器の底にわずかに残った塩に指が届かない様子。私は余裕で取れるんだが、ごつい手の夫には無理なのか…。そういえば他にも夫が洗えない容器やグラスがある。手が入る、入らないの境はどこなのか調べてみると、内径7.5cmが運命の分かれ目ということが判明した。

夫婦の手の大きさの違い

夫の手は大工なので多少ごついし指は太いが、男性の中でも特に大きい、という訳ではない。私の手は少しぷくぷくしているが、まぁ普通の大きさの範疇と思う。どのくらい違いがあるのか早速測ってみた。容器から中身を出したり、スポンジを持って手を入れることを想定して、親指の先に中指と薬指の先が触れる形(キツネの形)を作る。この形で親指の付け根から拳の頂上までの幅を測る。

手の幅の測り方

結果、夫は7.6cm、私は6.5cmと、その差は1.1cm。思ったより差は無かった。しかしこの違いのせいで、せっかく夫が料理や洗い物をしていても、塩を出す度、細いグラスを洗う度に私が呼び出されるのだ。残念極まりない。せっかくなら夫に最後までやり遂げていただいて、盛大に褒め称えたい。

計測には、夫のデジタルノギスを拝借した。

Bitly

私と夫の手が入らないモノ入るモノ

問題の塩の保存容器へのこだわり

保存容器にスプーンを入れるのが苦手なので、我が家は手で直接取るタイプ。スプーンに調味料がこびりついてくるのも、それを洗って乾かし、またしまうのも面倒。塩は手に付かないフレーク状のタイプを愛用している。レシピだって「ひとつまみ」って結構多いから、結局手に頼るのだ。
残量が知りたいから、容器は透明がいい。蓋が錆びて開かなくなるのは困るので蓋や留め金が金属のものは避ける。ネジタイプのモノは、私と夫の締める握力が全然違うので避ける。夫だって、度々「これ開けて!」と呼びつけられるのは面倒だろう。ついでに、無地じゃないと嫌だ。
という諸々の要件を満たすのが、無印良品の耐熱ガラス丸型保存容器だ。蓋はシリコン。スタックOK。砂糖もパスタもこのシリーズを使っている。(砂糖は素手で触らないので問題は発生しない)
そして問題のサイズは以下。

無印良品耐熱ガラス丸型保存容器のサイズ

この容器の内径は7.0cm。丁度私に入り、夫には入らないスキマサイズだったことが判明。こういうのは、明るい夫婦生活の邪魔になりかねない。買い換えたい気持ちが盛り上がる。

我が家愛用の無印良品の耐熱ガラス丸型保存容器

耐熱ガラス丸型保存容器 | 無印良品
耐熱ガラス製で、電子レンジにも使える保存容器です。シリーズ商品同士でスタッキングができ、重ねて収納できます。調味料入れなどに便利です。保存容器の通販なら無印良品 公式ネットストア。

色んな容器で手が入るか検証した結果

ウォーターボトルのサイズ

このウォーターボトルは塩の容器よりさらにシビア。これは絶対に夫が洗えないので、お蔵入りしている。

サーモスタンブラーのサイズ

こちらはサーモスのタンブラー。内径は夫の手よりも小さいが、手に洗剤がついていればなんとか手が入る。夫曰く、手を入れるとタンブラーが曲がるのが分かるらしい。柔らかい素材の容器はごつい手への許容度が若干高そうだ。

無印良品耐熱ガラス丸型保存容器(パスタケース)のサイズ

このパスタケースは内径9.1cmと夫も余裕!ちなみに塩の容器と同じ無印良品の耐熱ガラス丸型保存容器シリーズ。

外径しか分からない時の内径計算

ネットや店舗でキッチングッズを選ぶ際、殆どの人がサイズを確認するだろう。大概のキッチンには存分なスペースが余っていないからだ。従って、大抵の商品には外寸が記載されている。しかし、前項での検証の通り、外寸では本当に手が入るかは分からない。そして、残念ながら内寸は記載が無いことが非常に多い。そこで、外寸から大体の内寸を推測する計算式を記載する。あくまで私調べなので目安程度に。

商品外寸から内寸を推測する計算式

基本の計算式は、「内寸=外寸ー容器の厚さ×2」となる。以下、素材ごとの容器の厚さを反映した式を記載する。(我が家の容器調べ。分厚い容器はさらに余裕を持つ必要あり。)

  • ガラス  :内寸=外寸ー0.6cm
  • 琺瑯・陶器:内寸=外寸ー1.4cm ※琺瑯は巻き込んだ縁の厚みを含む
  • ステンレス:内寸=外寸ー0.4cm

まとめ

一般的な手の大きさの成人男性なら、外寸9.5cm以上あれば、しっかり中に手を入れられるはず。夫に家事を完遂してほしい妻も覚えておきたい。手の大きさは人それぞれなので、自分は大きい!という人は、実際に測ってみることをお薦めする。あくまでも当社調べということで悪しからず。

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